第0回「自分でメディアを運営してみることにしたよ。」
August 5, 2025
pixivFANBOXで連載していたメディア運営に関するエッセイです。
※このエッセイシリーズは「ねごと。」プラン(月額800円プラン)で不定期連載していたものです。2026年6月からは季刊誌にお引越ししました。
第0回はお試し読みとして、無料で公開してます。
あづまが、メディアについて考えたことを「個人の体験談」として書いていきます。
「メディア」って、まずなんでしょうか?
自分の言葉で正確に説明できる自信がないので、ぐぐりました。
「メディアとは、情報を伝達・記録・保管するための手段や媒体のこと」
とありました。
「漫画」もメディアです。
あづまは、商業誌で作品を発表したり、連載したり、単行本を出してもらったことがあります。
つまり、日本のメディア産業の当事者です。
あづまは幼き頃から、自作の絵本を保育園で発表したり、自由帳(懐かしいですね)に、鉛筆でコマ割って、漫画らしきものを一人で連載したりしていました。
で、しばらく創作からは離れて、また「漫画を描く」というところに戻ってきた時に、ぶち当たってしまったのが
「メディア産業の枠組みの中で作品を描く」
ということでした。
漫画を描くことを再開した最初期の頃に、(お金は発生してないにしろ)商業誌とのやり取りをすることになったので、大人になってから描いた作品については、正直「自由に創作した」 という感覚が、あまりありません。
「表現の自由」というものを守りながら、社会への影響や反応(ものすごく雑に言うと、売れるかどうか、SNSで何を言われるか)を考慮しないといけません。
何かしら創作で「飯食おう」と思ったことがある人なら、(そこまではいかなくても、どんな形であれ、作品を「世に出す」ことをしたことがある人なら)誰でも必ず考える問題だと思います。
で、色々な経緯があって、あづまは
「自分一人で完結するメディアを運営してみようかな」
と思い至りました。
「商業誌で描くことが嫌になった」ということではなくて、(これからも、もしお仕事いただけるならやりたいです。商業誌で作品を発表することに意味があると思うからです。)
作品を発表する媒体(=あづまのサイト「べっどるーむ。」)
そして、その作品をどうやって届けるか(=「べっどるーむ。通信」のパスワード制/自主作品集)
ということも含めて、作家が全部コントロールする。その届け方にも個性を出せたらおもしろいでしょう。
そういう試行錯誤の中で、「メディア産業」とはどういうものなのか、ちょっと考えてみましょう。
そして、あづまがなぜ商業誌で居心地悪かったのか、その理由を探ってみましょう。
そういう試みです。
「お前の試みに付き合わせるな」「試みはいいから作品を描け」という声はごもっともですが・・・
ものかきとして、「作品の読まれ方や届け方まで、全部コントロールしたい」「正しい文脈で読まれたい」と思うのは当然の心理だと思います。
だから、作品を描くのと同じくらい、自分のメディアを運営するというのは、大事な仕事だと考えています。
このFANBOXもその一環です。
なので、「あづまの世界観ってどんな感じやろか」という好奇心旺盛な方は、ちょっとだけでも覗いてみてください。
では、また次回良きときに。
漫画も頑張って描きます。