第6回「関西コミティア初参加したよ。」
2026年2月10日
pixivFANBOXで連載していたメディア運営に関するエッセイです。
2026年1月25日開催の関西コミティア75に、サークル「べっどるーむ。」として初参加しました。
コミティアはお客さんとしても行ったことなくて、本当に未知の世界でしかなかったのだけれど、結果「行ってよかった。」「また出たい。」という感想でした。
そもそも、ご存知ない方のためにコミティアについて説明すると、オリジナル(二次創作不可)創作漫画の同人誌展示即売会であり、運営はボランティアの有志スタッフによるものです。
つまり、参加者全員で作り上げる場。
あれだけの人数の人たちが参加するイベントを、大きな混乱もなく終えられたことは、素直に感動です。
今回は、体調が万全ではなかったので、設営や片付けなど、お手伝いすることができませんでしたが、次回の参加では何かしらお手伝いできるようにしたい・・・。
自由な創作の場に有志で人が集まって、安心して作品を置ける場を自分たちで作り上げる。
自分でサイトを作ってて思うけど、なかなか簡単なことじゃないです。
先輩方が、歴史を積み重ねて「信用できる場」を作り上げてくださったんだな。と思うと、参加できて素直に嬉しい気持ちです。
で、ここからは個人的な体験記として。
あづまは、初出展でSNSでの告知などもほぼなし、商業連載してたとはいえ、作家としての知名 度はほぼ無い状態。
そんな条件だったので、正直売り上げゼロの可能性も普通にあるな。と思っていたのですが・・・。
売れました。予想以上に。
しかも、初めましてで買ってくださった方がいました。数人。
新刊『がぁーるずぱわぁ〜。』の表紙は、ちょっと「かわいい風」なので、どういう人が手に取ってくれるのか未知の領域でしたが、「漫画読みのおじさん」的な人が、数人買ってくださって、大変嬉しく思いました。
だっ て、コミティアに来てるおじさんって、絶対中身重視で、義理で買ったりしない、ガチの漫画読みだと思うので。そういう方たちの目に留まったのは、普通に実力が評価されたということなので、誇らしい気持ちです。
そして、何とも嬉しいことに!『パコちゃん』の読者の方が、おられたのです!
しかも、あづまが出展してることを知らずに、偶然回ってて見つけてくれました。
これは本当に嬉しい。
だって、探してないのにたまたま見かけて、記憶がきちんと繋がるって、その人たちの中で『パコちゃん』という作品が、きちんと記憶に残るべき作 品だったということだから。
で、そういう嬉しいできごとがたくさんあって、あづまが思ったことは
「私は才能がないんじゃなくて、作品が適切に届いてないだけなんだ」
ということ。
こんな書き方をすると、自意識過剰だと思われるかもしれませんが、これは驕りでもなんでもないと思います。
派手なポップも、宣伝も声掛けも、SNSでの横の繋がりもなくても、作品を手に取ってくれる人がいた。
それは、適切な場所に置けば、ちゃんと刺さる人がいるということです。
SNSにいなくてよかった。これからもいない。
「やらない」という選択は、やっぱり「我妻ひかり」という作家にとっては正解のようです。
やらなくても見つかる方法はきっとある。コミティアも、その選択肢のひとつになりました。
そして、無理に商業の世界で消耗しなくてもいいのかもしれない。ただし、これに関してはまだ悩み中。
とにかく、自主作品集をもっと作りたい。今回の作品集は、過去作収録だったし。新しい作品でも、どんどん本を作っていきたい。
コミティア、また出たいです。新刊を携え て。
最後に、『パコちゃん』の読者の方が
「またどこかで連載してくださいよ。応援してます。」
と言ってくださいました。
やめないよ。あづま。
描き続けるからね。必ず。
といったところで、今回はここまで。
次回の内容は未定ですが、またよき時に。