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#ぴろーとーく。『ぐいちっ!!』

2025年11月3日

コミュニケーション不全と情報社会について。

この作品について、何から話そうかなあ・・・。という感じですが、とりあえず最初に言っておきたいのが、政治活動やデモの描写がありますが、あづまの政治的な思想や立場を表現する意図はない。ということです。


べっどるーむ。のまんがページのトップに、アイデアメモを掲載していますが、メモのとおり、この作品は現代の「社会的な」繋がりについて考えたものです。

画面の中だけの世界は、本当に「実在」するものなのか。

または、見える形で存在していることだけが、本物の「繋がり」なのか。


これだけ、SNSが生活に当たり前の存在となった世の中でも、変わらずネット社会に対する批判の声は無くなりません。

あづまは、どちらかというと、「ない方が心地よい」という考えですが、それは人生の途中、もっと言うと、多感な思春期の時代にそういうものが台頭し始めたからそう思うだけかも。

もしかしたら、生まれた頃からこういう社会なら、また捉え方が違うのかもしれません。

最初から当たり前に存在しているなら、そもそもオフラインの繋がりと、オンラインの繋がりを並列なものとして見てるのでは。

そういうことを考えたりするわけです。


それでも、オンラインの繋がり、ネット社会を批判する声はなくならない。

小さな画面の中だけで行われていること。アカウントを持っていなければ「存在しない」世界線。

実際、あづまは、SNSをあまり見なくなってから、自分の中で世界がいくつか消えました。

でも、それって別に、オンライン上の世界に限った話ではないですよね。


今、世界は広がったように思われていますが、結局どれだけ広大な世界にアクセスできるツールがあっても、みんな自分の見たい世界しか見ない。

だから、「世界の広さ」はそんなに変わってないと思うのです。


そういうことを考えて描いた作品ですが、きっかけになったというか、ヒントになったできごとはあります。

「デモに行くから」とデートのお誘いを断られたのは実話です。

そして、そのデモに関しては、公のメディアでは報道されておらず、SNS上でしか大きく話題になっていないものでした。



また、この作品は、「作画の実験」という意味もありました。

『この恋は変ですか?』で、「明確に絵柄を変えよう」と思って挑戦したのですが、さらにもうちょっと、思い描いている絵に辿り着けないか、色々やってみようと思って描いてみました。

みなさんは、どのような印象を持たれたでしょうか。

あづまにとっては、「これはこれでいいけれど、まだ納得のいくスタイルの発見にはいたってないかな。」という感じです。


ホットケーキのはちみつシロップ。

もう少し、とろっと感を出したかったな・・・。


では、次回。

また何かの作品のお話しで。

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© 我妻ひかり
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