top of page

Kawaii考察 🎀002

2025年11月20日

サンリオと日本のかわいい文化について考えました。

一昨年、サンリオ展に行った。

日本文化の「かわいい」を追求、提供し続けてきたサンリオの足跡を、文化史として辿る展示だった。

思えば、その頃から、私は「スタイルとしての」かわいい表現に興味があったのかもしれない。

でも、その時は自分が「かわいい」を追求する側になるとは思わなかった。

スタイルとしては理解できるけど、スピリットはまだ理解できなかったから。



と、前置きはこのぐらいにしてですね、みなさんNetflixで配信中の『マイメロディ&クロミ』観ましたか????

まだの人は、ぜひ観ましょう。今日観ましょう。

『モルカー』の見里監督が、マイメロとクロミのストップモーションアニメを撮ると発表された時から、あづまは死ぬほど楽しみにしてました。

キュートとダークを違和感なく並列に描ける稀有な存在、見里監督が描くマイメロとクロミ。

こんな完璧な組み合わせはないでしょう。

むしろ、見里監督のオリジナルキャラクターかと錯覚するぐらい・・・。


で、その期待を裏切ることなく、作品は完璧に名作でございました。

子供向けなのに、ちゃんとゴア描写があって、でも破綻することなく成立している。

作家性を保ちつつ、エンターテイメントに仕上げるとは、こういうことなのか。と勉強になりました。


ところで、今年はマイメロディ50周年&クロミ20周年の年なのだそうで。

色々なところでコラボしているのですが、見里監督の作品も周年に合わせた企画の一環と思われます。


あづまは世代的にクロミちゃんはサンリオの中でも「新参者」のイメージでしたが、それでも20年も活躍していたのか。

そして、マイメロ先生は50年。おそるべしだ。


サンリオのすごいところは、時代に沿って「かわいい」をちゃんとアップデートできていることだと思います。

サンリオ展で初期のマイメロのキャラクターデザインを見たけれど、顔が全然違う。

かわいいのヒントは、口と鼻にあるのだと改めて思いました。

現在のマイメロちゃんは鼻がだいぶ小さめ、離れ目がより強調されている印象です。

今のところ、あづまの「かわいい顔」の理想はマイメロちゃんのバランスですね。

今回のイラストで再現してみたんですが、うまくいったでしょうか・・・。


「量産」も「地雷」もあづまはわからんのですが、今の子たちにとって、マイメロ&クロミはそれらを象徴するキャラになっている。

そして、公式もそれを理解、研究した展開をちゃんとしていて、当事者たちにきちんと無理なく受け入れられているのが素晴らしいですね。


「かわいい」って、一番難しい表現なんじゃなかろうか。

と自分が挑戦するようになって、改めて思います。

本当に極め切らないと、どうしても軽く見られがち。でも、そこを乗り越えたら、こんなに色々語ることができる普遍的なスタイルってないと思います。


まだまだ研究の余地ありですね。


では、また次回。



kawaii考察の連載は、2026年6月創刊の季刊誌『ねごと。』へお引越しします。

※現在サイトの「考察シリーズ」ギャラリーは非公開にしております。

このサイトに掲載している全ての作品や文章の無断転載を禁じます。

© 我妻ひかり
bottom of page